2017年8月19日土曜日から21日月曜日にかけて、本年度夏季の布施家文書調査が開催されました。今回も地元上越地区の方々をはじめ、県内外各地から計25人の参加によって、整理作業が行われました。
数万点におよぶと思われる布施家文書の全体像を考えると、遅々とした歩みですが、今回で五回目となる整理作業ということで、少し当文書群の特徴などもわかってきたように思います。そして読めば読むほど発見続きで、地域の歴史を考えるうえでの論点の宝庫であることにあらためて気付かされます。
また今回も、首都圏で暮らす新潟県出身の若手など、あらたな参加者を迎え、いろいろな面で貴重な交流ができました。また、悪条件のもとにあった史料保管場所からの運び出しを行うことが出来たのも、大きな成果でした。
全体を整理し切るには、どこかで抜本的な作業体制の転換を行う必要があることも、また見えてきたように思います。それでも今後とも多くの皆さんとともに、布施家文書にはかかわり続けていきたいと考えています。